その企画をカタチにしていく過程で、自らが一次産業の暮らしやしごとを実感を持って知るため、様々な1次産業(芝生農家・野菜農家・果物農家・漁師)の最盛期、お手伝いにかけつけ始めました。その中でも、最初に始めたのが自宅から目と鼻の先に広がるやまがみ農園が管理する芝生の出荷の仕事でした。
芝生の仕事をしているうちに、表面だけでなく内面から農家の暮らしや仕事に触れたことで、新たな魅力の発見や課題などが見つかり、芝生を活用したイベントなどを定期的に開催。そして、この絶景を眺めながら芝生の上に寝転がりながら過ごすことが出来る贅沢を多くの人に体験してもらいたいと思うようになりました。
一緒に芝生の仕事をしていたフリーランスの仲間たちも同じように感じ始めました。
そんな同じ思いを持ったメンバーで2018年5月からクラウドファンディングによる資金集めを始め、230名の方から300万円を超えるご支援をいただき、芝生農家が栽培する芝畑の間近に泊まる体験ができる「トマシバ」というサービスが実現しました。
【観光プロデューサーの思い】
海から山まであることで実現した大山エリアの多様な暮らしを知ってもらいたい。
大山のリアルな暮らしを体験してもらう為には、単純な観光より一歩踏み込んだ観光にする必要がある。
自らが大山に暮らし、3年かけて観光や1次産業のお手伝いをして培ってきた関係性があるからこそ出来る形がある。暮らしと紐づいていた1次産業の仕事を違った角度から魅力的に見られる観光はできないだろうか。
【芝生農家の思い】
今後、芝生農家を後継していくためには芝生の付加価値を明確にしていかないといけない。
不景気による販売数の減少、土壌の弱体化、高齢化による労働力不足。。。
様々な問題を残している芝生の生産の未来を変えるような事業をできないだろうか。
せっかくフリーランスの若者が芝生の仕事に興味を持ち働きに来てくれている。
彼らの目指す自己の事業を継続させつつ、1次産業にとっても良い形を作りたい。
この2つの思いを合体させたものがトマシバです。
お客様には、大山の暮らしをギュッとコンパクトに凝縮してご体感頂きます。普段、それぞれが持ったスキルでフリーランスとして活動する20〜30代を中心としたスタッフが、持ち前のスキルを駆使したサービスもご用意していします。
観光、農業、映像、写真、ドローン、グルメ、ハンドメイド、イラスト etc...
人の数だけサービスが産まれる。
癒し、農業、観光、若者の可能性を広げる空間づくりをしていきます。